はじめに
最近、子供の近視が世界的に急増しています。
特に日本を含む東アジアでは非常に深刻で、WHOも「危険なレベル」と警告を出しているほどです。
親として「見えにくそうにしている」「目を細めている」といった仕草に気づくと不安になりますよね。
その心配は決して大げさではなく、早めに対応することがとても大切です。
この記事では、なぜ子供の近視が増えているのか、家庭でできる予防法、そして今注目されている最新の方法について、できるだけシンプルに紹介します。
子供の近視が増えている理由
- 遺伝だけでは説明できない
近視には確かに遺伝の影響がありますが、それだけでは今の急増を説明できません。
昔は親が近視でも子供がそうならないケースも多く、現代特有の生活環境が大きな要因とされています。 - 外遊び不足が最大の要因
近年の研究で、太陽光に含まれる「バイオレットライト」が近視予防に効果的だと分かっています。
しかし現代の子供は屋内で過ごす時間が長く、光を浴びる機会が大幅に減少。
UVカットガラスやLED照明の普及も影響しています。 - 近視は“病気”というよりリスクのある状態
単に「視力が悪い」ではなく、進行すると将来の目の病気につながる可能性があるため、予防と対策が重要です。

家庭でできる近視予防
- 1日2時間の外遊びを習慣に
最も効果的で、すぐに始められる予防法は「外遊び」です。日陰や曇りの日でも十分な光を浴びられます。
毎日2時間を目標にしましょう。 - デジタル機器とのバランス
ゲームやスマホを完全に禁止するより、使用時間を区切ったり、テレビのように少し距離を取って見られるものを選ぶ方が現実的で効果的です。 - 見え方の質にも注目
視力の数値だけでなく、「まぶしい」「疲れやすい」といった子供の声にも耳を傾けましょう。
視覚のストレスがあると外遊びを嫌がる原因にもなります。

我が家では、子供たちがswitch・switch2をよく使っています。
その際は、ほとんどTVモードであそんでもらっています。
専門家に相談したいときにできること
- 視力チェックを受ける
子供は「見えにくい」と自覚しにくいため、気になったら眼科やメガネ屋で相談してみましょう。
特に、眼を細めてみているのであれば、少し注意して見てあげましょう。 - メガネの利用
メガネは「目が悪い証」ではなく、快適に過ごすための大切な道具です。
合わないままにしておくと逆効果になるため、定期的な調整が大切です。 - その他
コンタクトレンズやオルソケラトロジーなどのなども検討してもいいかもしれません。
ただし幼児や低学年だとしようが難しいこともあるので、眼科でしっかりと相談の上で検討しましょう。

まとめ
- 外遊びは1日2時間 → シンプルかつ最強の近視予防です。
- 定期的なチェック → 気になるサインを見逃さず、早めに相談しましょう。
- メガネや新しい方法を前向きに → 子供の成長を助けるサポートツールです。
お子様の視力は未来を左右する大切な財産です。
日常のちょっとした工夫と、必要に応じたサポートで、近視の進行を抑えることができます。
まずは生活の中に「外遊び」と「気づいたら相談」を取り入れて、明るく健やかな未来を守ってあげましょう。